水曜日, 12月 02, 2015

From 2006 to 2015(松本)

年明け3月には卒業を迎える(であろう)保育者を目指す4年生に向け、これまでの4年間の総仕上げの一つとして、卒業した後、4月から踏み出す一歩にあたっての心構えについて、まとめて話す機会がありました。
「そんなこと俺にできるわけないぢゃん!」ということで、いつもの得意技で頼りにしたのは教え子のみんな。

1)保育者・教員(社会人)としてこの○年間働いて、いちばん楽しかった/印象にのこったエピソード
2)保育者・教員(社会人として)としてこの○年間働いて、しんどかったエピソード
3)楽しさ―しんどさの比を%で表すと (例:楽しさ60%-しんどさ40%)

の3つの質問を投げかけたところ、保育所・幼稚園で働くみんなから、小学校や特別支援学校で働くみんなまで、思った以上にたくさん返事をもらえて、おかげで無事、授業を終えることができました。とても嬉しかったです。ありがとう!!

この1)〜3)の質問項目、どこかで聞いたことがある!と思ったみんな。
実はこれ、2006年。名古屋短大での卒業生セミナーの際に、同じように教え子のみんなに向け、投げかけた項目でもあります。
そう、しばらく前に、当時の資料を入れたファイルを改めて手に取る機会がありました。
その折にみんなからもらったメッセージは、埋もれさせておくにはあまりに勿体ない中身で……。
どこかでぜひ、再び日の目を!と考えていたので、よい機会が得られたことに感謝している次第です。

「楽しさーしんどさを100分率でたとえて!」という依頼にもかかわらず、「楽しさ99としんどさ130!」とか問いの中身と算数を無視した答えが返ってきたり等々、
さすが俺の教え子たち!ともいえる!?、時を超えた共通点はいくつかあるのですが、
なかでも特に印象に残った一つは、
「楽しさ10%ーしんどさ90% でも、楽しさ10%が私に与えてくれる力は大きいです!」という感じのメッセージが、9年前も今も、複数あったこと。
そんな思いを抱きつつも保育現場で奮闘しているみんながいることに、なんというか頭が下がると同時に、そんなみんなから喜びや元気をもらい、その生活を支えられている子どもや大人達が、見えないところにもたくさんいるよ!ということが、何かのかたちで伝わるといいなと思いました。

派手な何かはなくとも、あなたに支えられた誰かがいて、その喜びをシェアする機会がある仕事。
平和で豊かな未来は、そんなみんなのちょっとずつからつくられるはず。

うまいこと書けないけれど、また、機会をつくって、フィードバックしますね!
ありがとう〜。体に気をつけて、やるのだよ!


日曜日, 11月 15, 2015

「元気な体」を支えるものは?(松本)

 観音寺市就学前教育検証改善委員会の研究保育があり、先日、観音寺市立大野原保育所まで出かけ、1歳児保育の実践を拝見しました。
 観音寺市のみなさんとは、一昨年度まで「観音寺子どもすくすくプラン」を、保育所、幼稚園、小学校の先生方、教育委員会や子育て支援課のみなさんと一緒に作成させていただいたというご縁があります。
 名前はかっちりしていますが、保育所、幼稚園、小学校のメンバーで集いながら作成したすくすくプランを活かしつつ、これまで同様に多様なメンバーで学び合いながら、就学前の子どもたちを対象とする保育の質の向上を目指そう、というのが会のミッションです。

 この日の遊びのテーマは「箱であそぼう」
 保育を見守るたくさんの大人を、はじめは不思議そうに見つめていた子どもたちでしたが、まずは自らが率先して楽しむ姿を見せてくれた先生方によって作り出された楽しい雰囲気によって、徐々に目の前の遊びにひきこまれていきます。
 大きな段ボール箱に穴を開けて作られたドアから「バアー」と顔を出すのが面白くて、子ども同士で繰り返したり、一緒に箱を押したり、並べたり、ジャンプしてみたり……。
 ときに参観者もそんなやりとりに巻き込まれての、楽しいひとときになりました。

 その後、参観のみなさんと、「保育者や友だちと一緒に『体を動かして遊ぶことが楽しい』と感じられるような環境構成や保育者のかかわり」について、保育をされた先生方も交えて話し合いました。
 「元気な体をつくる」ことを考えたとき、すぐに思い浮かぶのは「何をするか」
 言い換えれば、どうやって体を動かすかということかもしれません。
 とはいえ、「体づくり」は単発的な目新しい取り組みではなく、日々の積み重ねで初めて成り立つもの。そう考えると、何に取り組むかと同じくらい、もしくはそれ以上に大切になるのは、そうやって体を動かしたくなる子どもたちの思いが、日々のどんな場面や関係によって支えられていくかだと思います。
 心惹かれる相手として、大人に加え、友だちが登場する。
 シンプルで、子ども同士がつながりやすいやりとりのパターンがあれば、そんな「いっしょ」の時間がもっと楽しくなっていく。
 頭の中にイメージする力がめばえたことで、期待して自ら動き始めたこの時期だからこそ大切にしたい保育実践のポイントを、他年齢と共通する部分も踏まえながら、改めて確認することができました。

 大野原保育所のみなさん、観音寺市就学前教育検証改善委員会のみなさん、ありがとうございました。
 多様な仲間で継続するからこそ少しずつ見えていく取り組みの成果を、これからも楽しみにしたいと思います!

火曜日, 11月 10, 2015

子ども・子育て会議にて(松本)

昨年度に引き続き、坂出市子ども・子育て会議の会長を務めることになり、先日、本年度第1回の会議を終えてきました。
本年度の主なミッションは、昨年度に作成された「さかいで子ども・子育て支援プラン」の検証、ということになります。

さかいで子ども・子育て支援プランの核となる理念は、
「すべての子どもの幸せのために、子どもの健やかな育ちと子育てをささえるまち」

「すべての子ども」を考えるのは、とても難しい。
それは、今の自分にとって見えやすい立場をふまえつつも、それを越えて想像力を働かせ、言葉にしてみることが求められるからだと思います。
どの場面でも、それぞれの立場、ルーツを背負って考え、自分の立場から語ることはわりにたやすいけれど、だからこそ「すべて」に含まれる、自分には見えにくい立場に思いを寄せながら、みんなで考えていくプロセスが大事になっていくのでしょう。

委員のみなさんそれぞれの積極的な議論や、そこに込められた熱い思いを聞きながら、改めてそんなことを考えました。
これからも、みんなで力を合わせて、丁寧に考え、形にしていくプロセスを大事に取り組みたいと思います。

火曜日, 11月 03, 2015

ブックスタート活動のもつ魅力(松本)

先月中旬にインタビューされた記事が、朝日新聞(11/1香川版)に掲載されました。

http://digital.asahi.com/articles/ASHBW4SLXHBWPLXB01F.html

ブックスタート活動とは、乳児とその保護者に、絵本を通じて楽しい時間をすごすきっかけづくりをねらいとして絵本を手渡す活動として、1992年にイギリス・バーミンガムにて、大学・地域図書館・地域保健活動との協同で始まったものです。

ゼロ歳児の場合、年上の子どもたちのように、一般に絵本の内容自体を理解できるわけではありません。
では、何のために、乳児に「絵本」が必要なのか。
子どもから大人へと視点をシフトさせてみると、そのヒントが見えてきます。

たとえば乳児と向き合って、しばらくの間遊んだり、あやしたり……、という場面を想像してみましょう。
そこに積木や人形、車はあるけれど……。はて、これでどうやって遊ぼうか?

あ、絵本があった。それならば……。

親だからといって、子どもと遊ぶことが得意とは限りません。
子どもと遊ぶのが得意な人もいれば、そうではない人もいます。
でも、絵本ならば、文字さえ読めれば、子どもとともに時を過ごすことができる。
そういった意味で、絵や文字がある絵本は、一般的なおもちゃに比べ、全ての大人に対し、子どもと楽しく関わるきっかけを、わかりやすく提供できる、いわばユニバーサルな媒体といえるでしょう。
このことは、ブックスタート活動における、大人と子どもが楽しい時間をわかちあう、というねがいと重なります。

わかるから楽しいというより、楽しみながらわかっていく。
子育てのはじめの時期に、全ての子どもに対し、その繰り返しのプロセスを支え、きっかけをつくることを保障する点に、ブックスタート活動のもつ魅力があるのでしょう。

読み方が上手でなくてもいいのです。
「すべきこと」を放り投げて、ちょっと一服してみませんか?

木曜日, 10月 29, 2015

2015.10.22 ゼミ

こんにちは。松本ゼミ3年のさえかです。

10月22日のゼミでは、におちゃんと私の卒論へ向けて話し合いました。

におちゃんは、「生き物を飼育することで子どもは何を感じたり学んだりしているのか」という視点で生き物たちとの触れ合いについて調べています。ゼミでは、生き物の命の理解についてあれこれ悩みました。子どもたちは何をもって死と感じているのか、生と死の理解はあるのか、など話し合っていくうちに色んな疑問が生まれました。しかし、このように色んな疑問が生まれるということは内容の深い卒論になりそうです。

私は、地域の子育て支援拠点事業について調べています。まだ何を調べていくかという問いがはっきりとたたず、自分でも悩み中です。しかしゼミで先生にこんな本を読んでみたら?と教えて頂いたり、子育て支援の団体について紹介してくださったりする先輩たちのおかげで、少しずつ固まってきました。

2人ともこれから構想発表会へ向けて頑張りたいと思います。

金曜日, 10月 02, 2015

アメリカ留学の報告



こんにちは。松本ゼミ3年の森山です!
今年8月からアメリカのコロラド州立大学に交換留学させていただいています。
この場をお借りして、今まで私が感じたことを少し報告させていただきたいと思います。


まず来て1週間の頃の感想は "大学の広さなめてた..."
建物と建物の間に広大な芝生の広場があり、徒歩だと移動に途方もなく時間がかかります。
アリーナ(室内競技場)にも入口ありすぎてmain entranceがどこが分かりません。
入口集合!と言われても、なかなか集合場所が分かりませんでした。

写真:大学のグラウンド




来てすぐは3人以上で話していたら何を言ってるのか分からなくて自信もなくなっていたのですが、今は少しずつ分かるようになってきています!


インターン先のChild Care Center(保育所) では4ー5歳のクラスに入らせていただいています。正規の先生が2人、アシスタントの学生が主に1人、ヘルプでたまに来るアシスタントの学生が2人、practicum(実習生)が3人、internが7人もいて、大体クラスでは4人の学生と2人の先生orアシスタントの学生、計6人で15~23人の子どもを見ています。一つの遊び場に1人は大人がついているという見慣れない光景です。

保育所の園庭、ミュージックガーデン


























ここでも最初はあまり子どもの言葉が聞き取れずどうしようかと大変でしたが、やっと子どもたちとの関係が築けるようになってきました^^
最初は子どもにWhat language are you speaking?と言われました...
子どもは正直ですね!いい意味で。
日々英語力を身につけようと頑張ってます。


classroom
























































          レッジョエミリアの保育の言葉

























授業では子どもの発達について学んでいて、これまでは主にオペラント条件付けなどの理論や受精から出産までの過程を習いました。生物専攻になった気分です。


この前かわいらしい子だなと思った男の子はトランスジェンダー、手術して女の子になった子でした。私の友達の友達など、直接話してはいませんが、今まで3人のトランスジェンダーの人に会いました。驚きと同時に、自信を持って公言できるということはすごいことだと思いました。


あまり詳しくは書けなかったのですが、また時間があるときに更新させていただきます!
ありがとうございました^ ^




水曜日, 9月 02, 2015

Colorado State University にて(松本)

香川大学とコロラド州立大学の交流プログラムがスタートしています。
月曜日は、短期プログラムの学生達と、先方のオフィスにご挨拶に伺いました。
丁重なお出迎えに感激!
多くの人の助けで成り立っているこのプログラムに関わる全ての人に感謝です。



コロラド州立大学では、今年8月から、松本ゼミメンバーの森山さんが長期プログラムをスタートしています。
彼女からの、これからの報告が楽しみです!