金曜日, 11月 07, 2014

河本ふじ江先生講演会@香川大学(松本)

11/29 9:30- 香川大学にて、河本ふじ江先生を招いての講演会を開催します。
内容は、保育と子どものこれまで・これから。

1959年。5,000余人の生命を奪った伊勢湾台風。
子どもたちは、そして大人たちはそこからどのように立ち上がり、前に進んできたのか。
保育はそれを、どのように支えてきたのか。

性別によらず、働きたいと望むヒトが分け隔てなくその機会を得られるように。
どのような境遇にある子どもたちにも、等しく豊かな保育の機会が保障されるように。

保育や子ども、子育ての難しさが語られることの多い昨今ですが、道を切り拓いてきた先達のお話に、明日、そしてあさってへの元気をもらいに行きませんか?

「人間にとって、一番大切なものは命」
保育を志す学生や、若手保育者に向けた話としてお願いしてありますが、歯切れのよいメッセージは、子どもや保育、子育てに関わる多くの方の心に響くこと請け合いです!



日曜日, 10月 26, 2014

2014.10.23ゼミ


松本ゼミ3年生のゆうなです。今回のゼミでは前回に続き、3年生の卒業論文のテーマについてでした!

さちえは『子どもが集団の中で安心して自己を発揮すること』について考えていたのですが、幼稚園実習を終え、遊びに入ろうとしない子たちも巻き込まれる遊びやまわりの友だちとの関わりについても興味を持ったそうです。

そこでさちえの発表の中に出てきた『ダンプえんちょうやっつけた』という絵本を全員で読んでみることにしました。
絵本の中に出てくるさくらはいつも「こわいんだもーん」と言うので、よわむしだと思われていました。しかし、ダンプ園長とくじらぐみのみんなでかいぞくごっこをしていく中で、さくらはかいぞくの子になることでどんどん強くなっていきます。
さくらの気持ちが少しずつ変化していく様子や、最後に崖から飛び降りる姿には思わず涙が出そうになりました。

この絵本の舞台となったわらしこ保育園の他の実践についても『天には憧れ地には絆を』という本をもとに発表してくれました。竹とんぼの実践では、ただ飛ばして遊ぶのではなく、2人組で向き合って同時に飛ばすという遊び方をしていました。2人で同時に飛ばすことで、自分だけではなく相手も見ながら飛ばしたり、キャッチしてもらえることの楽しさを感じたりできるような、友だちとの関わりを意識できる環境を先生は意図的に作り上げていたのだなと考えました。

ただなんとなく遊びやおもちゃを用意するのではなく、「何のためにこの活動をするのか」「このおもちゃは何のために用意しているのか」というように何事にもねらいをもつということが大切だなということをみんなで考えました。
「ねらいをもつ」ということは当たり前のことのように思いますが、子どもたちに何を感じてほしいのか、どんなことを経験してほしいのか、それをどんな活動を通して伝えていくのか、考えれば考えるほど深くて難しい…と感じました。

私も遊びの中での子どもたちのイメージの共有の仕方やコミュニケーションについて興味があるので、今回のゼミでの友だちとの関わりについての話や巻き込まれていく遊びについての話は、これから自分の卒業論文を考えていく中でも繋がってくるのかなと思います。

みんなが様々なテーマで卒業論文について考えていますが、このように全員で意見を交換して考えを深めていくことで、自分にはなかった考えを知ることができたり、今までの考えをより広げることができるような気がします。
これからもゼミを通してもっと自分の中でしっかりした考えを持っていけるように頑張っていきたいです。




金曜日, 10月 10, 2014

2014.10.9ゼミ

松本ゼミ4年生のまいまいです。
10月9日のゼミは3年生の卒業論文のテーマについてでした!

ゆうなは子供たちの空想の世界について考えています。
幼稚園実習では女の子3人との魔女ごっこや男の子とのサバイバルごっこを経験したと言う話をしました。
魔女ごっこでは子ども同士が共通したイメージを持っていましたが、サバイバルごっこではうまく共有ができなかった場面が見られました。
ごっこ遊びでは子供たちは完全になりきっているのではなく“違う自分になる”ことを喜んでいるのではないでしょうか。
この点は私が研究しているファンタジー遊びと似ていると思います。
子ども同士はどのようにストーリーやイメージを共有しているのかということについて気になっているようです。

しおりは食べたがらない子に対してどのように関わればいいのかについて考えています。
お弁当は保育内である程度融通がききますが、その子の好きなもの・食べられるものしか入っていなかったり、同じものではないので感想の共有がしにくかったりします。
給食はみんなが同じものを食べるので共感性が高いといえます。
食育は食の視点だけではなく様々なことが関連していることに注意しなければならないことを確認しました。
このように食にこだわらない食育に焦点を当てていくようです。

これから3年生の卒業論文のテーマがどうなるのかとても楽しみです。
4年生も3年生の時にテーマ決めに悩んだので、3年生もしっかり悩みながら自分たちの素敵なテーマを決めてほしいです。
3年生が頑張っている姿を見て私たち4年生ももっと研究を頑張ろうと思いました。
このようにゼミの時間で様々なことを考えていき、自分たちの力にしていきたいです。
以上10月9日のゼミの報告でした。

まいまい

火曜日, 10月 07, 2014

2014.10.02 ゼミ

松本ゼミの最年長!
大学院1年生のやまのべです。

2日は、後期に入ってから
初めてのゼミがありました。
3年生や4年生が実習や採用試験
を終えて、またひとつ大きくなって
いました。とても誇らしいです。

そして、今日のゼミの本題は、
4年生の卒論について!

さやかは、乳児の人見知りについて
研究をしています。
今日は、主に観察実験の仕方に
ついて話し合いました。

観察をするときに気をつけなければ
ならないと感じたことは、二者関係
の間だけで、ものを考えてはいけない
ということです。

例えば、乳児の人見知り傾向を
調べるために
少し離れたところから実験者が
「おいでっ!」と声をかけた際の
反応を確認するという実験をしたとき

乳児が実験者に近づくという反応を
示したとします。

このような反応から、単純に
乳児の人見知り傾向は低いと
判断することもできます。

しかし、この実験をした際に
近くに安心できる大人がいるか
どうか、実験者と乳児の母親との
関係がどうなのかということは
乳児の反応に大きな影響を与える
のではないでしょうか。
乳児が実験者に近づくという反応
の背景には、母親という第三者の
存在が隠れている場合もあります。

このように観察実験は三者関係を
踏まえた上で行わなければならない
ということを確認しました。


まいまいは、ファンタジー遊び
についての研究をしています。
今日は、主に
「ボクらはへなそうる探検隊」
という題材をもとにファンタジー遊び
についての考えを深め、観察の方向性
を話し合いました。

3年生からは、ファンタジー遊び
は、謎や分からないことが多くある
からこその面白さがあったり

保育者自身がファンタジー遊びを
楽しんでいることがポイントなの
ではないかという意見がありました。

2人の研究が今後どう進んでいくのか
とてもたのしみです。


私が最近、授業やゼミの時間に
感じていることは、
幼児期は初等教育に向けての
準備段階としてあるものでは
ないということです。

かけがえのない幼児期は、
幼児期そのもののために
あるのだと感じます。

さらに、このように
保育について
子どもについて
腹を割って話せる先生や後輩が
いることを、幸せに感じました。
このような、時間を大切に
していきたいです。

以上、10月2日のゼミの報告
でした!!!

やまのべ

日曜日, 8月 31, 2014

小さなこどもの観覧日 ふたたび(松本・常田・松井)

 先週、8/25のことになりますが、香川県立ミュージアムでの特別展『美術は友だちーミュージアム大コレクション展』における企画として、『小さなこどもの観覧日』を休館日を利用して開催しました。

 古美術をテーマに開催した昨年10月に引き続き、県立ミュージアムと大学、地域NPO法人とのコラボレーションで準備を進めた今回、乳幼児350名に加え、保護者や引率保育者のみなさんを合わせ、500名を越える方々に来館して、楽しんでいただきました。
 関係する全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 『美術は友だち』
  友だちとは、誰かに強く勧められたから仲良くするのではなく、ちょっとしたきっかけから、気づけば一緒に過ごし、楽しみたくなる……。そして久しぶりに出会っても、しぜんと繋がれる。
  有名だから、貴重だから見せなくては、ではない、子どもたちが思わず心ひかれるであろう、ちょっとしたしかけを土台にした今回の鑑賞経験が、あさっての社会をつくる礎となる、子どもたちの主体的な思考とふるまいへと結びついていくよう、これからも取り組みを継続していきます。

 詳細は今後に譲りますが、とりあえずの報告でした。
#当日の様子について、四国新聞、NHK他に紹介いただきました。






日曜日, 8月 10, 2014

“明日”そして“あさって”(松本)

先週末は全国保育団体合同研究集会の基礎講座で福岡にて、昨日は山形県民間立保育園協会の講演で、山形市にて、どちら主に0〜2歳児の発達と保育の話をしてきました。
いずれのタイトルにも、保育での「今」の手立てを考えるにあたり、“明日”と“あさって”というキーワードをタイトルに含めたのですが、時間的に十分に話しきれなかったので、ここで少し補足したいと思います。

「明日」とは、予測できる、近い未来のことをさします。
今はまだできないけれど、明日の姿を願って、子どもに働きかけていく。保育や教育の中で、ごくあたりまえのふるまいといえるかもしれません。

いっぽう「あさって」とは、まだはっきりとみえないけれど、いつか訪れるだろう、少し先の未来のことをさします。
明確に目標を思い描き、それを先取りして、そのために効果的な手立てとして組み立てられるのが「明日」に向けたそれだとすれば、いっけん無駄のようにも思えるけれど、まずはやってみることで、その先に立ち上がる何かを味わっていこうとするふるまいが、「あさって」に向けたそれにあてはまるでしょう。

これから起きうることは予測できるか、というのは難しい問いですが、一般にある程度予測することは可能だと思うのです。そのための準備は、多くの場合役に立つはずです。
しかし一方で、時にヒトは、十分に予測していなかった状況にぶつかることがあります。
そのときにヒトは、どのようにふるまうことができるのか。
これまでの予測と積み重ねから、右に進むことを練習してきたヒトが、予想外の状況を前にして、とっさの判断で左に進めるためには、「明日」のためだけではなく「あさって」に向けた時間を、これまでの人生の中でどれだけ費やしてきたかが鍵になるように感じます。

いろいろなことがわかってきて、「秘境」や「わからないこと」が既にないようにも思える現代社会ですが、実際にヒトが社会で生きていく上では、どうしてよいかよくわからない、答えのない状況に置かれることもままあるでしょう。

「明日」だけでなく、「あさって」へのまなざしを、それまでにどれだけ育まれてきたか。
答えのない状況における、しなやかなふるまいの土台をつくるのも、公教育(保育)に課せられた重要な役割だろうと思うのです。

この問題はなかなか難しいので、いずれ続編を書こうと思いますが、とりあえず。


金曜日, 8月 08, 2014

ごっこから本気へ、本気からごっこへ(松本)

2〜3歳の子どもたちの遊ぶ様子を見ていると、時にそれが「ごっこ」なのか「本気のふるまい」なのか区別し難い場面に多々出会います。

石鹸を使って泡遊びに夢中の子どもたち。そこから始まったおせんたく。

洗濯ごっこなのか、はたまた本気の洗濯なのか……

あれ、お風呂ごっこだったはずが、いつのまにか本気のお風呂みたいに……

お手伝いのはずの茶碗洗い。でもこれって単なる遊び……!?


でも、改めて2〜3歳児の視点から考えてみれば、そのような問い自体がもしかして、意味をなさないものなのかもしれません。

子どもたちにとってそれは遊びでもあり、同時に本気でもある。

両者が思った以上に一体的であり、その間を自由に行き来できること自体が、この時期ならではの発達特徴だといえるでしょう。


ここからは、この時期の子どもにとって課題とされる生活の自立が、遊びと不可分な形で展開されていくことが見えてきます。

子どもたちは自分で着替えられる、食べられる、排泄ができる……を目指して日々過ごしているのではなく、ただただ、目の前の活動を、大好きな大人と友だちとの間で楽しみたい思いで日々を重ねている……。

その結果として「自立」が達成されるという事実を、私たち大人は忘れないでいたいものです。