11/17/2014

一歳児に「楽しみにする」心を育む ──保育室と給食室の協働で実現した取り組みから(松本)

雑誌『現代と保育』(ひとなる書房)は、まもなく最新号(90号)が発売になると思いますが、現在、書店等に置かれている号(89号:7月刊行)には、表題のタイトルで連載記事を書かせていただきました。

登場するのは、愛知・第一そだち保育園の、0/1歳児混合クラス。
おやつの後、何気ないきっかけで始まった「お手伝い当番」と称される、みんなのオヤツを給食室に取りに行き運んでくる取り組みを、担任保育者そして給食職員が、それぞれの立場から振り返っています。

国際的にも一歩先んじている実践である、わが国の保育所給食。その魅力は、単に「おいしく、温かい食を提供する」ことにとどまらないものです。

もちろん、そのような食そのものについての魅力をも含みこみながら、自ずと心惹かれる“食”を介することで、さまざまな他者とのやりとりがより広がる、記憶の力がめばえ始めるこの時期に「自分で思って自分で決める」きっかけが期待感と共に提供される、
などなど、乳幼児期の子どもたちにとって、その力は食を越えた部分でこそより発揮されることを、この実践は私たちに教えてくれるように思います。

子どもたちのそばにいて、担任とは別の立場から専門性を発揮してくれる給食職員は、子どもたちにとって、小中学校でたとえていえば、「保健の先生」=養護教諭のような存在かもしれません。

そばにいてくれるからこそ、何気なく見守ってくれる、遠くから支えてくれる……。施設内厨房だからこそ発揮される給食職員の力は、目の前のヒトに期待し、共感し、それを介して学んでいく時期である乳幼児の生活を豊かにするうえで、かけがえのないものだといえるでしょう。

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