11/03/2015

ブックスタート活動のもつ魅力(松本)

先月中旬にインタビューされた記事が、朝日新聞(11/1香川版)に掲載されました。

http://digital.asahi.com/articles/ASHBW4SLXHBWPLXB01F.html

ブックスタート活動とは、乳児とその保護者に、絵本を通じて楽しい時間をすごすきっかけづくりをねらいとして絵本を手渡す活動として、1992年にイギリス・バーミンガムにて、大学・地域図書館・地域保健活動との協同で始まったものです。

ゼロ歳児の場合、年上の子どもたちのように、一般に絵本の内容自体を理解できるわけではありません。
では、何のために、乳児に「絵本」が必要なのか。
子どもから大人へと視点をシフトさせてみると、そのヒントが見えてきます。

たとえば乳児と向き合って、しばらくの間遊んだり、あやしたり……、という場面を想像してみましょう。
そこに積木や人形、車はあるけれど……。はて、これでどうやって遊ぼうか?

あ、絵本があった。それならば……。

親だからといって、子どもと遊ぶことが得意とは限りません。
子どもと遊ぶのが得意な人もいれば、そうではない人もいます。
でも、絵本ならば、文字さえ読めれば、子どもとともに時を過ごすことができる。
そういった意味で、絵や文字がある絵本は、一般的なおもちゃに比べ、全ての大人に対し、子どもと楽しく関わるきっかけを、わかりやすく提供できる、いわばユニバーサルな媒体といえるでしょう。
このことは、ブックスタート活動における、大人と子どもが楽しい時間をわかちあう、というねがいと重なります。

わかるから楽しいというより、楽しみながらわかっていく。
子育てのはじめの時期に、全ての子どもに対し、その繰り返しのプロセスを支え、きっかけをつくることを保障する点に、ブックスタート活動のもつ魅力があるのでしょう。

読み方が上手でなくてもいいのです。
「すべきこと」を放り投げて、ちょっと一服してみませんか?

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