日曜日, 10月 26, 2014

2014.10.23ゼミ


松本ゼミ3年生のゆうなです。今回のゼミでは前回に続き、3年生の卒業論文のテーマについてでした!

さちえは『子どもが集団の中で安心して自己を発揮すること』について考えていたのですが、幼稚園実習を終え、遊びに入ろうとしない子たちも巻き込まれる遊びやまわりの友だちとの関わりについても興味を持ったそうです。

そこでさちえの発表の中に出てきた『ダンプえんちょうやっつけた』という絵本を全員で読んでみることにしました。
絵本の中に出てくるさくらはいつも「こわいんだもーん」と言うので、よわむしだと思われていました。しかし、ダンプ園長とくじらぐみのみんなでかいぞくごっこをしていく中で、さくらはかいぞくの子になることでどんどん強くなっていきます。
さくらの気持ちが少しずつ変化していく様子や、最後に崖から飛び降りる姿には思わず涙が出そうになりました。

この絵本の舞台となったわらしこ保育園の他の実践についても『天には憧れ地には絆を』という本をもとに発表してくれました。竹とんぼの実践では、ただ飛ばして遊ぶのではなく、2人組で向き合って同時に飛ばすという遊び方をしていました。2人で同時に飛ばすことで、自分だけではなく相手も見ながら飛ばしたり、キャッチしてもらえることの楽しさを感じたりできるような、友だちとの関わりを意識できる環境を先生は意図的に作り上げていたのだなと考えました。

ただなんとなく遊びやおもちゃを用意するのではなく、「何のためにこの活動をするのか」「このおもちゃは何のために用意しているのか」というように何事にもねらいをもつということが大切だなということをみんなで考えました。
「ねらいをもつ」ということは当たり前のことのように思いますが、子どもたちに何を感じてほしいのか、どんなことを経験してほしいのか、それをどんな活動を通して伝えていくのか、考えれば考えるほど深くて難しい…と感じました。

私も遊びの中での子どもたちのイメージの共有の仕方やコミュニケーションについて興味があるので、今回のゼミでの友だちとの関わりについての話や巻き込まれていく遊びについての話は、これから自分の卒業論文を考えていく中でも繋がってくるのかなと思います。

みんなが様々なテーマで卒業論文について考えていますが、このように全員で意見を交換して考えを深めていくことで、自分にはなかった考えを知ることができたり、今までの考えをより広げることができるような気がします。
これからもゼミを通してもっと自分の中でしっかりした考えを持っていけるように頑張っていきたいです。




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