12/25/2016

むずかしそうだけど友だちみたいにやってみたい!(稲葉明日香)


失礼します。幼児教育コース3年の稲葉明日香です。今回は、保育内容の指導法(人間関係)の授業で、『むずかしそうだけど友だちみたいにやってみたい!』という事例(香川県:こぶし中央保育園 3歳児クラスの保育実践 ちいさいなかま編集部()2010 保育のきほん2・3歳児 ちいさいなかま社)について討議し、考えたことを書きたいと思います。


 この事例は、自分で友だちと素直にかかわることがまだ難しい子どもたちに対して、友だちの存在に興味を持ったり、気持ちよくかかわったりできるように、保育者はどう援助していったらよいか、といったものでした。この保育者の方は、「心と体を目いっぱい動かし、みんなでワクワクして共感し合える遊びをしていこう」といったねらいを持って保育していました。具体的な手立てとしては、絵本「おたまじゃくしの101ちゃん」を基盤につもり遊びを行っていきました。そこで、子どもたちは「ザリガニ親分を倒すために強いカエルになる!」といった共通の目標を持つようになります。そして、友だちの姿を見て頑張ろう、と思ったり、友だちに教えてあげる子どもの姿などが見られるようになってきました。


 3歳児クラスの子どもたちは、友だちに興味を持ち始めることができるようになってきますが、一人ではうまくかかわることができないこともあります。だからこそ、保育者の援助が大切となってくるのだということを学びました。子どもたち同士が楽しくかかわるには、楽しいと思える時間を友だちと共有することです。その楽しいと思える時間は、共通のイメージを支えとして展開される遊び、この事例で言えば、「おたまじゃくしの101ちゃん」のつもり遊びです。どういった遊びを提案していくかということも重要だと思いました。子どもたち一人一人も目いっぱい心と体を動かせる、そしていっしょが楽しいと思えることが重要だと感じました。


 また、だんだん周りが見れるようになってくることによって、周りができて、自分ができないということに敏感になってくる時期でもあります。「友だちみたいにやってみたい!」と子どもが思えるようになるには、まず、保育者がその子自身を受け止める、認めるところから始まると思いました。受け止められることによって、自分に自信を持つことにつながっていき、不安だけどやってみたいという気持ちを支えることにつながっていくのではないかと考えます。しかし、保育者だけの承認ではなく、「なかまからの承認」といったことがこの時期、大切になってくるのかなと思いました。周りがだんだん見え始めるからこそ、なかまからの承認って、とても嬉しいものになっていくのかなと思います。

また、保育者が自分を認めてくれたことがモデルとなり、その子自身が周りを見たり認めたりするきっかけになっていくのだということも出ました。そうやって、保育者がモデルやパイプになって、子どもの世界を広げていくことが大切だということを学びました。

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