1/17/2013

本年もよろしくお願いします(松本)

 新年となってから既に半月が経ってしまいました。
 今更ですが、本年もよろしくお願いいたします。

 ここしばらく感じていることですが、教育や保育、子育てを語るうえで、立場を問わず、現状に対するネガティブな言説がとても多いな、と。
 「子どもが育ちにくい現代……」をはじめ、たとえば「教育再生」という言葉などはその最たるものの一つでしょう。そこには、なんだか現状はよっぽどまずくて、何かそれを根底的に覆す解決策が必要だ、という、一見美しい流れが想定されているように感じるのです。

 でも、少し考えてみれば、一般に、何かがきれいに解決されるようにみえるソリューションも、それをすることで失ったり、別の何かを生んでしまうということを、必ず伴うはずです。
 いろいろな要素と情報、価値が絡み合った私たちの生きる社会は、「問題」そのものの成り立ちも、どこかの敵をやっつければ済む!というような一面的なものではありません。リーダーによる鶴の一声で解決するように見える問題は、それがなくても解決する程度の問題だったか、新たに別の問題を生むか、どちらかと言っては言い過ぎでしょうか。
 ある症状に良く効くように見える薬は、別の症状を誘発する(=副作用)ことがある。
 このことは、教育や保育、子育てに限らず、もっと広い場面で言えることでしょう。

 魔法はありません。でも、できることはきっとあります。
 先日の記事に書いたように、時間をかける中で、少しずつ見えてくる何かもあるでしょう。
 私たちも、子どもや保育、子育てを支え、背中を押せる研究を、「楽しさ」をキーにより進める一年にしたいと思います。

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