月曜日, 12月 11, 2017

興味を引き出す「くり返し」(西崎)

失礼します。特別支援教育コース3年の西崎葵です。今回は、保育内容の指導法(人間関係)の授業で、「興味を引き出す『くり返し』」という事例(松本博雄・第一そだち保育園『子どもとつくる0歳児保育:心も体も気持ちいい』ひとなる書房)について討議し、考えたことを書きたいと思います。

この事例では、保育者への発信は多いけれど、保育者からの働きかけに対しては少し反応が薄いとおるくん(10ヶ月)にとって、受け止めやすい働きかけをするにはどうすればよいかということを考えていました。その中で保育者は、毎日の生活の中でくり返し思いを歌に乗せて伝えたり、実物を見せながらやってみたりしていきました。また、「楽しいね」「おもしろいね」と目を合わせ、気持ちを共有していくことも大切にしていました。

論点として、子どもにとって分かりやすく受け止めやすい働きかけとは具体的にどうすればよいかを考えていく中で、言葉だけでなく、歌や実物を見せたり実際にやってみせるなど、視覚や聴覚、身体といったさまざまな感覚を使って伝えるとより効果的ではないか、という意見がありました。また、子どもの発見を見逃さないようにしっかり観察すること、その発見を次の活動のきっかけにしていけるようにすると、子どもにとって受け入れやすい働きかけとなるのではないかという意見も挙げられました。


子どもたちは身の回りのさまざまなものに興味を示します。子どもの目線の先にあるものを探って、「何だろう」や「やってみたい」という気持ちに寄り添うことが大切だと感じました。そして、子どもたちが受け入れやすい方法で、生活の中で何度もくり返すことによって、子どもたちの興味をより広く深くしていくことができるのだと思いました。

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