6.2.18

ブロック遊びからかまぼこ板を用いた遊びへ(橋本)

 失礼します。幼児教育コース3年橋本恵梨奈です。今回は保育内容の指導法(人間関係)の授業で、「ブロック遊びからかまぼこ板を用いた遊びへ:4歳児クラス」(香川:香川大学教育学部附属幼稚園4歳児クラスの保育実践 <論文>幼児期の協同的経験を支える保育環境に関する研究―モノの役割に焦点をあてて― 松本博雄・松井剛太・西宇宏美/2012/保育学研究第50巻第3号 本文中【事例2】)という実践について討議し、考えたことを書きます。

 この実践は、3歳児クラスからの進級児と4月から幼稚園に通うようになった新入児の間にある壁がなかなか消えず、3歳児までの遊びと4歳児の発達面から取り入れたブロック遊びでトラブルが起きたり、遊びに飽きた様子が見られたりしたことから始まりました。そこには「自然に進級児と新入児が一緒に遊べるようになってほしい」「友だちとかかわりあいながら、思う存分遊びを楽しんでほしい」という保育者のねらいがありました。
 ブロックの代わりに、過去の実践で子どもたちがいきいきと活動していた「かまぼこ板積み木遊び」を取り入れると、クラスで人気の遊びになりました。また、子どもが興味を持っていたビー玉コースも保育に取り入れようと保育者が苦戦していたところ、子どもの中からかまぼこ板積み木を使ったビー玉コース遊びが生まれました。この遊びが長く続けられるなかで、一つの遊びを続けることのなかった子どもが試行錯誤し工夫を凝らして夢中で遊び、友だちや保育者に積極的に関わっていく姿が見られるようになりました。

 討議では、「子どもが友だちと一緒にいきいきと遊びに向かえるような保育を提案し、援助していくためには、具体的にどのような手立てが考えられるか」を論点として話し合いました。

 討議を通して、保育に遊びを取り入れるとき、これまで楽しんできた遊びと新しい遊びを関連させることで興味がさらに広がるのではないかと考えるようになりました。また、同じ遊びを続けるほど工夫が凝らされ発展していく姿が見られた子どもの実習中のエピソードもいくつか知り、子どもが豊かに遊ぶためには新しいものをどんどん取り入れるよりも、一つの遊びをじっくり楽しむ環境を設定することも大事なのではないかと感じました。
 ブロック遊びは子どもの姿を予想して保育者が取り入れた遊びでしたが、ブロックの形が具体的で想像が広がりにくかったこともあり、なかなか遊びが深まっていきませんでした。しかし、子どもが興味を持った「かまぼこ板積み木遊び」と「ビー玉コース遊び」が合わさり生まれた遊びは、子どもの遊びたい気持ちを満たすものとなりました。このことから、子どもたちの中から遊びは生まれてくるものなのではないかと思ったので、4歳児の保育においては、保育者は主体となって遊びを提供するのではなく、きっかけを提案する存在でありたいと考えました。子どもが興味をもっていることがらを上手に掬い上げ、保育に取り入れていく援助が大切なのではないかと思います。

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