16.2.18

先生や大勢の友だちといっしょに遊ぶ楽しさを存分に感じて(阪谷)

 失礼します。幼児教育コース3年阪谷実咲です。今回は保育内容の指導法(人間関係)の授業で、「先生や大勢の友だちといっしょに遊ぶ楽しさを存分に感じて」(香川大学教育学部附属幼稚園:松本博雄・『保育を通じて子ども達は何を「学ぶ」か』現代と保育)という実践について討議し、考えたことを書きます。

 5歳児クラスに進級した喜びを友だちといっしょに感じ合っている子どもたちの中で、一人寂しさを感じているさつき。そんなさつきが自分らしさを発揮して活躍できるように、という保育者のねらいからドッジボールを保育に取り入れた実践です。
 ドッジボール導入にあたって、保育者は「シンプルに定めた四つのルール」、「簡単で動きやすいコート」、「痛くないボール」の三つの配慮を設けました。簡単なルールから始めたことで、子どもたちはまず存分にドッジボールを楽しむことができ、回数を重ねるごとにどんどん自分たちでルールを作り、遊びを深めていきました。

 今回はこの実践から、「5歳児において子どもたちが自分たちで遊びを深めていくことを通して、人間関係を作っていくための具体的な手立ては何か」について議論しました。

 討議では、この実践のポイントである「三つの配慮」の設定について考えました。ラインをシンプルにすることで遊びを中断してしまう争いが減ることや、ボールが痛くないので苦手な子も参加しやすく、みんなでできること、シンプルなルールから始まったことにより、子どもたち自身で遊びを深めていくことができることなど、「三つの配慮」により遊びが発展しやすいかたちで導入されていたことが分かりました。

 討議を通して、5歳児の人間関係の深まりにおいて大切なのは、まずはみんなで遊ぶ楽しさを知ることであると考えました。実践では「三つの配慮」の設定により、男の子も女の子も運動の苦手な子も得意な子も、どの子も一緒になって遊ぶことができていました。いつも一緒に遊んでいなかった友だちとも楽しい雰囲気の中でふれあうことで、関係が深まっていくのではないかと思いました。また、子どもたちが遊びを深めていく中で、保育者が話し合いやトラブルにどのようにかかわるのかということもとても重要であると思います。今回の実践では、保育者はあまり介入せず子どもたち自身で話し合ったり相談したりしており、そのような活発なふれあいが子どもたちの中に自然とできていくように、保育者は場の設定を工夫していく必要があるのだと思いました。

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